マルチーズについて

血統的にはビション・フリーゼ、ハバニーズ、ボロニーズ、コトン・ド・テュレアールなどのビション系犬種とかかわりを持つ犬種である。

マルチーズは、ヨーロッパで最初から愛玩犬として飼われた犬種として、もっとも古い歴史を持っている。

古代
その歴史は紀元前1500年頃、貿易の中継点だったマルタ島フェニキア人の水夫たちが持ち込んだ犬が元になっていると言われている。マルチーズに関する記述は紀元前300年頃に記録されている。ギリシャの陶製の壺や皿にはマルチーズと同じような犬が5世紀頃から描かれていた。マルチーズに対する愛情が嵩じて墓標が建てられたという証拠も残っている。エジプトの王が、マルチーズに金の器で食事を与えたという逸話もあることが知られている。

中世
14世紀初め、初めてイギリスに持ち込まれ、上流階級の婦人たちから「抱き犬」として高い支持を受けた。特にヘンリー8世マルチーズを溺愛していたという。15世紀にはフランスにも渡って、一躍流行犬となり、破格の値段で取引されたとされている。

 

Wikipedia 参照